
昨日は世田谷美術館で「駒井哲郎展」を見た。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
あいにくの雨でしたが、小学生の団体で賑わっていました。
資生堂名誉会長の福原義春氏が個人で収集した500点に及ぶ作品を、前後期に渡って展示する展覧会です。町田市立版画美術館に始まって、各地を一年間巡回した後の最後の展示会場ということです。
この一年間でもコレクションはさらに進化(深化)をつづけているようで、おそらく最大の駒井哲郎コレクションということかと思います。
1室と2室の間に雑誌に掲載された駒井の言葉が展示されています。クレーの版画を例に、複数摺られる版画は1点1点違った摺りで良いものか、すべて同じように摺られなければならないのか、自分でもわからないが収集家はどう思っているのだろうか・・。
というような内容だったと思う。
同展カタログに学芸員の清水真砂氏が、プレートマークのインクの拭き残しが絵に微妙な雰囲気を出しているのでプレートマークを含めて作品の寸法とした、と書かれています。
つまり駒井の真意は、摺りは1点1点違って良いものだ、違ってしかるべきだということかと思います。
恩地孝四郎、長谷川潔、クレー、ルドンなどから影響を受け、またそれらを手掛かりに目に見えない思いや精神を物質化しようとした駒井哲郎は、マチエールの重要性を語っています。
パソコンの画面で再現できるような色や形でなく、ザラザラつるつるした質感こそが物質の証ということなのでしょうか。
後半には実際の銅板も展示されていて、銅版画への理解を深めることができます。
福原義春氏の収集によって、時代を超えて駒井芸術をより多くの人が発見する機会が得られたことは素晴らしいことです。
Relation: 継がれるもの ─ 語りえぬもの
2012年5月14日(月)-6月23日(土)
武蔵野美術大学 美術館・図書館
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/1422
赤塚祐二、長沢秀之、袴田京太郎・・ほか展示中

荒川の堤防からさいたま市方面を望む

碌山美術館で種を買ったカモミール

「デモクラートの版画」展示風景。
1951-57の間の作品を主に展示。

織田繁 夜の大都会1 リトグラフ 1957 44×29CM

織田繁 夜の大都会2 リトグラフ 1957 29×44CM
デモクラート時代の作品

利根山光人 墓標 コンテ 1954 64×49CM
タイトルは仮題、この作品は版画ではありませんが今回展示中。
展示とは関係ありませんが、武井武雄の作品のご紹介

武井武雄 虎張牙海戦之図(トラファルガー海戦の図) 1938 銅版画 手彩色 14×9CM
右下に寝る損(ネルソン提督) 裏面に「前川千帆様 武井武雄」の署名
寝る損と思えば起きて暮らすべし。
薬は飲まず、この寅の年。
ネルソンといえども、夜は寝るが得。
立ちて眠るは、馬ばかりなり。
小江戸川越日記 というブログで紹介していただきました。
http://d.hatena.ne.jp/take369/20120514/p1
デモクラートの版画
5月18日~27日 21(月)・22(火) 休み
瑛九を中心に結成された「デモクラート美術協会」(1951~57) 参加作家の作品を展示します。
泉茂・磯辺行久・加藤正・靉嘔・瑛九・利根山光人・吉原英雄・織田繁・北川民次・池田満寿夫
メゾチントの作家織田繁氏が、デモクラートに参加していたことはあまり知られていません。
(画像後日)
昨年の宮崎と埼玉での瑛九展の図録に、瑛九が目のイメージの作品を多く制作しているという指摘がありましたが、磯辺行久も(瑛九の影響なのか)目を描いた作品があります。

磯辺行久 赤のコンポジション リトグラフ 1956 43×51cm

磯辺行久 作品 リトグラフ 1956 65×42cm
世田谷美術館で 駒井哲郎展 が開かれています(2012年4月28日~7月1日)
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

食卓Ⅰ アクアチント 1959年
先日近くを通ったのですが、月曜日で見られずまだ見ていませんが、この「食卓Ⅰ」がパンフレットに使われているようです。(食卓Ⅰの展示は5/27まで?)
http://d.hatena.ne.jp/take369/20120514/p1
デモクラートの版画
5月18日~27日 21(月)・22(火) 休み
瑛九を中心に結成された「デモクラート美術協会」(1951~57) 参加作家の作品を展示します。
泉茂・磯辺行久・加藤正・靉嘔・瑛九・利根山光人・吉原英雄・織田繁・北川民次・池田満寿夫
メゾチントの作家織田繁氏が、デモクラートに参加していたことはあまり知られていません。
(画像後日)
昨年の宮崎と埼玉での瑛九展の図録に、瑛九が目のイメージの作品を多く制作しているという指摘がありましたが、磯辺行久も(瑛九の影響なのか)目を描いた作品があります。

磯辺行久 赤のコンポジション リトグラフ 1956 43×51cm

磯辺行久 作品 リトグラフ 1956 65×42cm
世田谷美術館で 駒井哲郎展 が開かれています(2012年4月28日~7月1日)
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

食卓Ⅰ アクアチント 1959年
先日近くを通ったのですが、月曜日で見られずまだ見ていませんが、この「食卓Ⅰ」がパンフレットに使われているようです。(食卓Ⅰの展示は5/27まで?)




埼玉県立近代美術館の草間弥生展を見ました。
連休中ということもありますが、この美術館がこんなに混雑しているのを見るのは初めてでした。
一階の常設展示の版画コーナーに 駒井哲郎の夢の推移が展示されていました。

駒井哲郎 夢の推移 メゾチント 1950年 ed.20 122×152mm
夢シリーズ10点の内の代表作 コンディション良好

今日は終日雨、それでもぼちぼちと来場者がありますが、この絵に関心を示す方はいませんでした。
当方が普段かけている絵とは傾向が違うためかと思いますが、画廊主としましては特にこだわりはなく、好きな画家であります。
トーンの異なる緑で描かれた木々が自然で、なかなか行けないリゾート地の気分を感じます。
学生のころに描いたいわゆる風景写生、それのプロの作品という感じでしょうか。
あるオークションにカタログだけ見て入札したら本命がだめで、この作品だけ落札したものです。
石川滋彦という画家の野尻湖を描いた10号の油彩画です。

オノサトトシノブ 油彩・キャンバス 10×10cm 1970
連休中の休廊日
4月29日(日)、30日(月) 5月4日(金) 5日(土) 6日(日) 7日(月)
上記の日はお休みします。
普段でも不定休が多いのですが、一応 よろしくお願いします。
(28日一部訂正)

大沢昌助 陽気なつどい アクリル・キャンバス 1994年 53×45.5cm
ひまわりに集う鳥や動物や植物・・
東京都現代美術館「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」も会期が残り少なくなってきました。(5月6日まで)
埼玉県立近代美術館「草間弥生 永遠の永遠の永遠」が始まっています。こちらは元々会期が短く、5月20日まで。
当方の「靉嘔の黒」は結局まとまった日程が取れず、常設展示(不定休)となっております。
うまい具合に在廊時に遠方からのお客さまもありました。
今週、来週も外出予定が多いので、ご来場前にご確認ください。
5月は、磯辺行久、泉茂をメインに「デモクラートの版画展」
6月は、上記の作品を案内状にして、「大沢昌助 初期と晩年の傑作選」
を予定しております。
昨日は上野の東京国立博物館で「ボストン美術館 日本美術の至宝」を見た。
最後の曾我蕭白の展示が素晴らしかった。図版では見ていたがどれも実物を見るのは初めて、修復後初公開という「雲龍図」は迫力がありました。
まだ桜の花も見られたが、東博へ来ると大きなユリノキを見るのが楽しみだ。
日本へ最初に移入された何本かのうちの一本で、100年でこれほどの大木になったとのことである。
それから寛永寺、谷中墓地の桜を見て、「いせ辰」の前を通って不忍通りへでる。
団子坂の上の「ギャラリー五辻」では靉嘔近作展の初日(6月9日まで)、作家ご夫妻をはじめ多くの方がお集まりでした。いつもながら知ったお顔を拝見すると、うれしくなってついついハイにになってしまいます。
古くは南画廊、南天子画廊、フジテレビギャラリーと、靉嘔先生は有力画廊の取り扱い作家ですが、川越画廊は(同窓ということもあり)特例?として旧作を主に取り扱わせていただいている、というような立場かと思います。
五辻さんはフジテレビギャラリーのご出身です。
8時に画廊を出ると外は雨、バスで池袋へ向った。地下鉄の千駄木駅は団子坂の下なので、バスが便利だと教えてくれたのはコレクターの故Sさんだ。団子坂上にお住まいで、毎月川越まで通ってくださった方だ。
家に帰って鬼平の長編「鬼火」を読み返していたら、偶然団子坂の場面だった。

自宅近くの砂川掘り、弁天の森付近の桜 4月9日(月)

同じく砂川掘り下流、新河岸川合流地点近くの桜

靉嘔 Inner Rainbow Work アクリル・コラージュ・キャンバス 1989 60×50cm
最近初心者用一眼レフカメラを購入。
同じモードで撮ったつもりでも、だいぶ色合いが違ってしまいました。
展示作品をご紹介します

靉嘔 Hindu Eggs
1964年 油彩・石膏・コラージュ・キャンバス 30×30cm

靉嘔 Hole
1960年 油彩・鉄・アルミ・ボード 28×28cm

靉嘔 レインボーランドスケープ 60ストライプ
1985年 シルクスクリーン・キャンバス ed.35 22.7×15.8cm(サムホール)

靉嘔 1+2+4=7
1959年 銅版画 15×21cm ed.5(ap) #131
東京都現代美術館にて「アイオー ふたたびび虹のかなたに」が開催されています(5月6日まで)
http://www.mot-art-museum.jp/

靉嘔の黒い絵
レインボー以前のモノクローム作品をご紹介いたします。
左の「星Ⅰ」「星Ⅱ」は新たな木枠に張り替えて、今回修復が完了しました。
ともに1962年の作で、1963年に虹の作品になる直前のエネルギーを秘めた重厚な作品です。
黒地に線刻された画面は、Cy Twombly を凌駕するとさえ言えます。

田園に横たわる人々 1956年 リトグラフ ed.10 58×79cm
1958年渡米以前の作、初期リトグラフの中で最大サイズ。
開催中の「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」(東京都現代美術館)
第一室に展示されています。
一見津波を連想させる画面は偶然ですが、黒い絵とともに大震災へのレクイエムとして・・
反対側の壁には、やがて来る歓喜を象徴するレインボーを・・
展示します。

ムスカリはどんどん増えるので夏に雑草と一緒に抜いてしまうが、必ずいくつか球根が残っていて毎年花を咲かせる。少しだけ咲いていると可憐に見えます。
昨晩は「BSTBSの酒場放浪記」で中村橋の大天が紹介されていました。
今日は天気の良い休日とあって来場者が多くありました。春の陽気と花粉症薬のせいでやたらと眠く、接客中に一瞬眠ってしまいました。遠路ご来場いただきながら不快にさせてしまったとしたら、大変失礼いたしました。
虹の画家靉嘔先生の初期の作品に黒一色のものがあるので、4月は黒い作品をメインに展示いたします。
こちらも一週間のみ無休でオープンしますが、他日は不定休の常設展ということにさせていただきます。

オノサトトシノブ 銀河 シルクスクリーン 1981年 59.5×115cm(額サイズ)
オノサトのオリジナル版画では最大サイズ

三栖右嗣 フラメンコ リトグラフ 1982年 65×50cm(額サイズ)
《お知らせ》
篠原有司男氏が「東京の窓から」(石原慎太郎と対談)に出演します。
「東京の窓から」は、3月17日(土)21時~21時55分TOKYO MX テレビ(地デジ9チャンネル)にて放送予定
とのことです。

三栖右嗣記念館がオープンしました。市立美術館の左側、和菓子店との間を入って300メートルぐらい行くと川沿いの道に出ます。左手が氷川会館、少し先の小さな橋を右に渡ると記念館があります。

第一展示室から喫茶室へと、自然光を取り入れて徐々に明るい空間になってゆきます。簡素な造りながら、とても良い空間となっています。展示も高さ、間隔・・など神経がゆき届いていて、全体に本物感があります。
三栖先生は単にアカデミックと言うのでなくて、現在のスーパーリアリズム的な具象絵画とも違う、明治のアニミズム的な心を持ったラストペインタ―とでも言うべき画家に見えます。
なぜこのような立地なのか、街中につくってくれたら良かったのにとの思いは間違いでした。川べりなど歩いてはるばるたどり着けば、本物感に驚き、川越では今まで感じることができなかった旅情を感じることができます。
ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)
http://www.yaoko-net.com/museum/
三栖右嗣の代表的作品が展示されています
川越画廊はしばらくの間現在の展示を続けますが、不定休となります。

木村利三郎 City207 シルクスクリーン 53.5×40.5cm 1974年 ed.70
ヤフーオークション出品アドレス
(終了)
City207は複数あるので、10点のみ3,000円で販売しています。
同時にヤフーオークションにも出品中。発送の場合は(この作品に限り)別途送料1,000円かかります。
ヤフーオークションに100点出品すると言いましたが、なかなか達成できません。
(当然落札される作品もありますし・・2月は25点ほど落札されました。)
ヤフーオークションは安売り合戦になっているようで、画廊内の展示もそれに影響された形となっています。
デフレに加担しているようでも現実は無視できないので、今は研究段階です。
つづく
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