川越画廊 ブログ

2008年11月16日

2001年9月11日木村利三郎氏は、アトリエのあるアパートの屋上から、同時多発テロを目撃したとのこです。
いまさらながら、単なるハイジャックでなく、ビルに飛び込むことを知った乗客たちの心境はどのようなものだったのでしょうか。
立ち並ぶビル群を目に焼き付けたとしても、もう死んでしまったのです。


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City499 MANHATTAN NYC  シルクスクリーン






木村氏は1964年東京オリンピックの年に、今から見ればまだ発展途上の日本を発って、摩天楼のニューヨークへ行きました。
それから40年、600種類に及ぶニューヨークを描いたシルクスクリーンを制作しました。
それらの「Cityシリーズ」は、おおむね都市を空から俯瞰したような構図で描かれています。

グーグルアースもない時代、飛行機から眺めた風景と見るのが自然ではないでしょうか。
木村氏が初めて空から見た摩天楼の衝撃が、その後の表現を決定づけたのではないでしょうか。

外国オンチな私ですが、今は上海やドバイなども摩天楼の都市に変貌しているとのこと。

何百年、何千年あとに、自由の女神が砂に埋まって、磁気記憶装置が劣化してしまったとしても、木村利三郎の膨大な作品によって、ニューヨークという都市が記憶に残ることになったわけです。

個人の執拗な営為やアートの力は、そういうことに作用するのかもしれません。


http://jp.youtube.com/watch?v=uODaF5p5kNc







今日は、「朝鮮通信使」のパレードがありました。
知った顔も参加されていました。
最近は観光のためか、いろいろとイベントがあり、
来週は、「チンドン屋フェスティバル」だそうです。


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by kg142 | 2008-11-16 18:18 | アート