川越画廊 ブログ

2009年7月2日






オノサトトシノブの作品について、どう見ればよいのかとか何を描いているのかという質問を受けます。
長年見ていると今更そんなことを考えたこともなく、オノサトはオノサトなのです。


しかしそうも言っていられず、何か説明らしきものをしなければなりません。
美術館の図録の解説を読んでもらえばよいのですが、
同じことを言っても面白くないので、
「実在への飛翔」などのオノサト自身の言葉から、勝手に論じてみたいと思います。。


オノサトと言えば円ですが、円は自然を象徴しているようです。
自然とは世の中、世界、宇宙すべてのことです。
オノサトにしてみれば、実在するすべての物のことかと思います。

自然と人間 と対で論じられることが多いですが、
自然はそれを認識する人間が存在しなければ、あるかどうかも分からず、
人間あっての自然なわけです。

自然と人間は対なのですから、自然を描いたら、人間を描かねばなりません。
そこで、オノサトは人間をどのように描いたかということなのです。

ここっでちょっと飛びますが、
(矛盾があったらご指摘を)

E=mc²
というアインシュタインの式があります。これは、
エネルギー=質量×光速の二乗 ということです。

原子爆弾が爆発すると、少しの物質(質量)が消えてしまい、光や熱のエネルギーに変わってしまうのだそうです。
エネルギーと物質は等価なのです。(同じもの)

等価なのですから、エネルギーが物資になるということも考えられるわけです。

熱は赤外線、光は電磁波、音も地震も皆波ですですから
アインシュタインの式は
「波と物質は等価である」と言い換えられるわけです。

宇宙に神の意志があるかはわかりませんが、
人間には意志(思想、思念、心、脳・・)があります。
人間とは何かと言えば、意志であるともいえるわけです。

最近、脳波で操作する車イスというのが開発されたそうですが、
意志も波であるということもできるわけです。

オノサトのいう「実在への飛翔」とは
形のない思想なり意志なりを実在させよう(つまり物質化させようと)
いうことのように思えるのです。

核融合でもしない限り、そんなことは出来そうもありません。

そこで、形のない思想を心の波として(形として)描きこんでいったのです。
神経を研ぎ澄まして、心の波に忠実に絵筆を動かしていったのです。

円(自然)に波(人間)を重ねた絵画なのです。

突飛な論と思われるでしょうか。
このように考えることもできる、ということです。







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by kg142 | 2009-07-02 20:36 | アート