川越画廊 ブログ

常設展






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鷹図  







10月は常設展といたします。(不定休)

常設展ながら、今まで展示したことのない珍しいものも展示いたしますので、お出かけ下さい。

上記鷹図(参考出品)は、伝狩野探幽 として所蔵しているものです。
探幽にしては、おとなしく、胸の表現があっさりしていると言う方がありましたが、
もう一点の軸装のものは、動きもあり、胡粉でぼってりと描かれています。

何の確証もありませんが、
なぜそのような希望を抱くかについて、
以下記します。




川越の東照宮(仙波東照宮)には、狩野探幽筆といわれる鷹絵額(十二面)が伝わっています。
これはもともとは、寛永14年に阿部重次(後の老中、岩槻藩主)が江戸城二の丸東照宮に奉納したものです。
創建当時の仙波東照宮は、寛永15年の川越大火で喜多院などとともに焼失しますが、寛永17年には、家光の命により再建されます。
その後二の丸東照宮の拝殿が川越に移築される時に、狩野探幽の鷹絵額もに川越に移されたと言われています。
日光東照宮、徳川家などに伝わる鷹絵額は、鷹図の屏風と組になっています。
ところが仙波東照宮には、鷹図の屏風は残されていません。

この鷹図は、江戸から川越に鷹絵額とともに移されたであろう屏風の一部分ではないかと思われるものです。

六曲一双 一二図あるはずですが、当方には三図のみあります。
by kg142 | 2009-09-26 19:30 | アート