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川越画廊 ブログ

2009年11月28日




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靉嘔  積分
水彩・和紙  1958年  28×37.5cm  額装  






今朝は視界が良く、通勤途中の高架の上から秩父の山がよく見えた。
100名山に入っている秩父の山は、雲取と両神だ。

「・・・・それはギザギザした頂稜の一線を引いているが、左右はブッ切れている。
あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを呈している。
古くから名山として尊崇されているのも、この威圧的な山容からであろう。
それはどんな山岳重畳の中にあっても、一目ですぐそれとわかる強烈な個性を具えている。」
(日本百名山 両神山  深田久弥)
とあるが、どの山かわからない。



今日は来場者が多かった。
それぞれ今日は時間が取れたとか、天気が良かったとか、ついでがあったとか、
もちろん、靉嘔に関心があって是非にと来場された方とか、いろいろなのだろう。

展覧会のたびに、ほとんど来場者のない日と、終日人が切れない日とある。
こういうのを共時性というのだろう。(たぶん)


日経の私の履歴書の11月は益川英敏氏で、何日か前に
ノーベル賞の授賞式にストックホルムへ行ったのが、初めての外国訪問だった。
というようなことが書かれてあった。

今日、来場者3~4人と雑談していたときに、
川越画廊がアートフェアにも出ないで、地味にやっている言い訳に
ローカルにあっても普遍性は見いだせるし、完結もできるはずだ。
というようなことを、益川先生を思い出して、カッコよく言ってしまった。(みなさんは忘れているでしょうが)

そしたら

最後に来場されたNさんが、
創造美育の1962年のセミナーの講師が、坂田昌一という科学者である
という話をされたのである。

坂田氏は、益川先生が履歴書に名大時代の恩師として書かれている方なのである。

これも共時性というのでしょうか。
by kg142 | 2009-11-28 20:14 | アート