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川越画廊 ブログ

2009年12月19日






寒い日が続きます。
開催中の「年末の展示」からのご紹介


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相原求一朗 小樽の倉庫 リトグラフ 1992年 ed.50 イメージサイズ33×46cm 鉛筆サイン
左側の作品(早春の丘)

相原求一朗(1918‐1999)は川越出身の画家で、北海道の風景を描いた。
この作品は、1992年に当画廊で出版した 石版画集「北国の風土」の中の一点。
作者が直に版に描いて、木村希八氏が摺ったオリジナル作品です。








最近読んだ本


「年収6割でも週休4日」という生き方 ビル・トッテン著 小学館

著者は年商200億円、従業員800人のアシストという会社の社長で、
カジノ化した経済に警鐘を鳴らしている。
仮に今後 経済が縮小して、6割の規模になったとしても
ワークシェアしてエコな生活をすれば、雇用は維持できると言っています。

そうならないために
後半はカジノ経済への処方箋として、有価証券取引税などを復活して
投機取引を制御すべきとのこと。
仮に円の為替取引に売り買い各0.5%の税を課すと 2007年の時点で、
日本政府は年間132兆円の税収が得られ、国と地方の債務800兆円は
6年で返済できるというのです。
取引が減ってそれほどの税収がないにしても、円の防衛にはなるわけです。
(ポンドやウォンの危機は、ジョージ・ソロス氏らの売り浴びせで起きたといわれています。)




福沢桃介式 比類なき大実業家のメッセージ 福沢桃介著 Ran Rolling Library

福沢桃介(1868-1938)は川越の出身で福沢諭吉の養子となり、
相場師から実業に転じ、電力王と呼ばれた人。
この本は慶応での演説集。
日清戦争の大相場で巨利を得て、実業に転じた自らの経験を
単に運が良かったからと、学生には堅実な生き方を説いている。



日本相場師列伝 Ⅰ、Ⅱ 鍋島高明著 日経ビジネス人文庫

江戸時代大阪堂島で、世界で最初に先物取引が始まった。
米だけでなく、綿、絹、紅花、小豆、・・いろいろなものが投機の対象となった。
明治になると株式が加わる。
実業に転じた人は、財閥といわれるようにもなった人もあるが、
終生の相場師の多くが、没年不詳となっている。


以前くじ付きの自動販売機の前で、いくつも缶コーヒーを買っている人を見かけたことがありますが、
ギャンブル好きの人は多いようです。
by kg142 | 2009-12-20 13:52 | アート