川越画廊 ブログ

2012年7月14日

作品は徐々に搬入していますが、 7月 28日・29日は夏祭りで大変騒がしいので、夏の展示はそのあとに開催します。

夏の展示 8月1日~5日



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関根伸夫 位相絵画 (2003年川越画廊)

海外で「もの派」の美術館ができるとか、現存作家が再制作を依頼されているとか、
「具体美術」の次は「もの派」が注目されているようです。

「もの派」と言えば関根伸夫です。
関根先生は斉藤義重の教え子であるとともに、高松次郎のアシスタントをしていた人です。
高松次郎の、木や石を細かく砕いた「単体シリーズ」などを発展させて「もの派」のコンセプトを確立したのは関根伸夫です。

生前に斉藤義重先生の横浜のアトリエをお訪ねしたことがあります。そのとき私を含めて10人ぐらいの若者を前に、宇宙の話と位相幾何学の話をしてくださいました。(位相大地の20年近く後のことです・・)
斎藤先生は位相幾何学の知識があり、引き続きその可能性に大変な関心と興味を抱かれていたのです。

関根伸夫の「位相絵画」の位相について、波形の上での位置というような意味、あるいはもっと文学的な意味に理解されているふしがあります。
「位相絵画」の位相とは、位相幾何学という数学用語から来ているのです。斉藤義重から教授された位相幾何学をヒントに、それを作品化したとも言えるのでしょうか。
位相とはトポロジーの和訳(当て字)で、波とか周波数とかとは関係ありません。

元々ダビンチの時代まで科学とアートは一体のものでした。関根伸夫は、それらを再び結び付けたともいえるわけです。



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関根伸夫  位相(赤) リトグラフ 1976 60×45cm ed.20













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by kg142 | 2012-07-14 20:06 | アート