川越画廊 ブログ

2013年3月13日

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吹田文明  失われる心を追って  木版画 1966年 ed.50  73×60cm

花火の版画家と言われるが、タイトルからすると心の一部が闇の彼方へ遠ざかってゆくようにも見えるし、大震災へのレクイエムのようにも思えてきます。
この作品は、1967年サンパウロビエンナーレ版画部門最優秀賞を受賞した作品で、作者の代表作の一つです。

吹田文明 経歴
1926年徳島県に生まれる。徳島師範学校(現徳島大学)に学ぶ。1948年徳島県の研究派遣生として、東京芸術大学に学ぶ。1957年の日本版画協会展で恩地賞を、翌58年協会賞を受賞し会員に推挙される。1959年シェル美術賞展佳作。1960年から68年の東京国際版画ビエンナーレ展に招待出品。1961年第2回パリ青年美術家ビエンナーレ展出品。1965年ノースウエスト国際版画展大賞受賞。1967年サンパウロ・ビエンナーレ展で最高賞を受賞。1968年ジャパン・アート・フェスティバル展、69年リュブリアナ版画ビエンナーレ展、70年ブラッドフォード・ビエンナーレ展、72年ソウル・ビエンナーレ展、75年マイアミ・グラフィック・ビエンナーレ展などに出品し国際的な活躍を続けている。星座、花火、花、蝶などのモチーフを抽象的に表現。水性絵具と油性絵具を木版プレスで摺り重ねることで、洗練された深味のある色彩をつくり出している。1969年から多摩美術大学教授、92年には日本初の版画科を創設。1989年春の叙勲にて紫綬褒章を授章。1994年日本版画協会理事長、2004年日本美術家連盟理事長を歴任。 (徳島県立近代美術館の紹介ページより転載)


強い風が車の中、家の中へ花粉と埃を吹き込んできます。
3月、4月は木版画を主に展示しております。
by kg142 | 2013-03-13 16:27 | アート