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北川民次 抱擁




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北川民次 抱擁  水彩・パステル  1967 40×30.5cm


この作品は、1968年に刊行された石版画集「花と母子像」(10点セット)に収録されている「抱擁」(No,149)の原画作品である。
原画とリトグラフでは微妙に違いがあるので、写真製版によってリトグラフが作られたのでないことはわかる。

シャガールのリトグラフにソルリエ版というのがあり、これは摺師(ソルリエ)がフリーハンドで色版を作ったエスタンプである。
民次のリトは、摺師女屋勘左衛門が製版した「女屋版」とでもいうべきエスタンプではないかと思われるとしたら違っている。

原画の上にトレーシングペーパーを置いて、民次自身が各色版を制作していったのである。それはトレースした色版が残っていることで、知ることができる。

長くなりましたが、一言でいえば、
北川民次のリトグラフは原画が存在するが、すべてオリジナルリトグラフというべきものである。(エスタンプと表示された数点を除き)
ということです。


母子像は、北川民次のもっとも重要なモチーフです。























by kg142 | 2015-01-17 19:20 | アート