川越画廊 ブログ

11月7日 

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ちょっと一休み。
手入れもせず肥料もやらず、長雨だったのに秋のバラが咲いた。奇跡的です。





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戦前の創作版画協会が発展して「日本版画協会」となった。
自画、自刻、自摺りというのが基本で、オリジナル版画を制作している版画家の日本最大の団体である。

創作版画の時代、版画は詩を絵で表現したというようなところがあった。詩は本来文字であるから、版画は文字と絵画の中間と言うこともできる。(少し無理がありますか・・)
それで版画は、書籍、印刷物との親和性が高い。(複製でも感じが伝わるという意味)

そもそも、街の印刷屋がリトグラフで名刺を刷っていた時代には、版画家たちも版画は印刷の一種という意識であったかもししれないが、
戦後に日本の版画が国際展で受賞を重ね、版画がファインアートの地位を得てゆくことになる。
やがて、美術雑誌などで版画が取り上げれて、多くのスターが誕生した。

ネット時代になると、印刷物よりもいっそうイメージの普及拡散が進んだけれど、版画家がこだわる素材やマチエールといった情報は伝えきれていない。
いろいろのジャンルで、一時代前のアナログに興味を持つ人が多くなっているので、版画の長い低迷もこの先明るいかもしれない。






by kg142 | 2017-11-07 18:24 | アート