川越画廊 ブログ

流通革命


先日Kギャラリーのオーナーが、NHKに出ていました。
出るたびに画家と作家の関係、特に画料のことなどを話される気がします。

また私特有の、一を聞いて十を知るではありませんが、少々の推察。

現代美術というのは、あらゆるジャンル現在制作されているものを言う、ということも出来ますが、よく一般に使われているのはその取り扱われ方、システムにあるようです。

①画商といわずギャラリストと言う。(旧来の画商と言うのとは違うといっているわけです)

②ギャラリストは、展覧会を企画、開催して、顧客に作品を直接販売する。(旧来の画商のように最大の顧客は画商だ、というような卸売りをしない(基本的には)。)

③直販であるから、旧来の日本画、洋画の画商に比べて、画料を高く設定で来る。(ここを強調しているようです)

④従って、画家にとって有利でフェアーな条件を提示している。(だから、有望な作家は資料を持ってきてください)

このようなシステムでやってきた画商は、当画廊を含めてずっと以前からたくさんあったわけです。しかし、旧来のシステムとどこが違っていたかと言う自覚がなかったわけです。

ずっと以前ですがもう亡くなった版画家に、「画商とはどういう風に付き合えばいいんだね?」と聞かれたことがありました。
当時、こんな高齢な画家にそういうことを聞かれることに戸惑った記憶があります。

私自身も、まだ学生の作家に展覧会を依頼するのにどういう条件を提示すべきか分らず、全部買い取って展覧会を開催したことがありました。

つまり、旧来のシステムの中で修行した画商(ギャラリスト)でないと、現代美術というジャンルの優位性に(フェアーであるという)気がつかなかったのでしょう。

村上、千住、松井、町田・・とか日本画出身の作家が、現代美術というジャンルで羽ばたいたというのは、象徴的なことではないでしょうか。


こういうことは、既に誰かが指摘しているであろうことで、問題ないと思いますが、貧乏画商の勝手な推察とお許しの程。

ではどのように販売してゆくのかについての考察は後日。






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by kg142 | 2008-08-05 19:36 | アート