川越画廊 ブログ

カテゴリ:アート( 677 )

流通革命


先日Kギャラリーのオーナーが、NHKに出ていました。
出るたびに画家と作家の関係、特に画料のことなどを話される気がします。

また私特有の、一を聞いて十を知るではありませんが、少々の推察。

現代美術というのは、あらゆるジャンル現在制作されているものを言う、ということも出来ますが、よく一般に使われているのはその取り扱われ方、システムにあるようです。

①画商といわずギャラリストと言う。(旧来の画商と言うのとは違うといっているわけです)

②ギャラリストは、展覧会を企画、開催して、顧客に作品を直接販売する。(旧来の画商のように最大の顧客は画商だ、というような卸売りをしない(基本的には)。)

③直販であるから、旧来の日本画、洋画の画商に比べて、画料を高く設定で来る。(ここを強調しているようです)

④従って、画家にとって有利でフェアーな条件を提示している。(だから、有望な作家は資料を持ってきてください)

このようなシステムでやってきた画商は、当画廊を含めてずっと以前からたくさんあったわけです。しかし、旧来のシステムとどこが違っていたかと言う自覚がなかったわけです。

ずっと以前ですがもう亡くなった版画家に、「画商とはどういう風に付き合えばいいんだね?」と聞かれたことがありました。
当時、こんな高齢な画家にそういうことを聞かれることに戸惑った記憶があります。

私自身も、まだ学生の作家に展覧会を依頼するのにどういう条件を提示すべきか分らず、全部買い取って展覧会を開催したことがありました。

つまり、旧来のシステムの中で修行した画商(ギャラリスト)でないと、現代美術というジャンルの優位性に(フェアーであるという)気がつかなかったのでしょう。

村上、千住、松井、町田・・とか日本画出身の作家が、現代美術というジャンルで羽ばたいたというのは、象徴的なことではないでしょうか。


こういうことは、既に誰かが指摘しているであろうことで、問題ないと思いますが、貧乏画商の勝手な推察とお許しの程。

ではどのように販売してゆくのかについての考察は後日。






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by kg142 | 2008-08-05 19:36 | アート

アーティストトーク

今日の長沢秀之アーティストトークには、定員20名のところ50名もの参加があり、盛況だったそうです。

市民ギャラリーでは、今年も金沢健一「音のかけら」開催中です。(~8/17)
パフォーマンス8/16、8/17 金沢健一、久保田晃弘、一之瀬響、小野寺唯


【今後の予定】
8月10日~18日  夏季休廊

8月26日~28日  夏の展示   

9月9日~28日   瑛九展 油彩4点 ガラス絵 フォトデッサン 他


長沢秀之展は明日(8月3日)最終日ですが、夏の展示までは、このまま展示しています。
(ただし不定休)





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by kg142 | 2008-08-02 19:05 | アート

パフォーマンス


川越市立美術館で「長沢秀之展」好評開催中です。
会期中下記のイベントがあります。
夭折した画家、あるいは若くして注目を集めている武蔵野美術大学出身作家の才能をいち早く認め、最初に作品を購入している長沢先生。
自身の絵画の方法について聞けるレアな機会です。


アーティストトーク
8月2日(土)、8月15日(金)、8月30日(土)  各日14:00~15:30
先着20名(要観覧券)


講演会
8月23日(土) 14:00~15:30
講師 市川政憲(茨城県近代美術館館長)
先着70名








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今日は夏祭り、前の道路で50メートルの書を書くパフォーマンス
終了まじかに夕立が
止んだら、沖縄音楽で騒がしくなりました。

今日は、いろいろな方も来場され、有意義な一日でありました。







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by kg142 | 2008-07-27 17:32 | アート

暑中お見舞い


熱い日が続きます。
暑さもあってか、来場者もあまり伸びません。
この2週間休みがなく、私もばて気味です。

今日9時からの「ゴンゾウ 伝説の刑事」に隣の吉田電器の蔵が、ちょっと出るそうです。
向かいのマスターが、先日ロケしていたのが、今日放送になると言ってました。



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by kg142 | 2008-07-23 13:12 | アート

オープニング

明日pm5:00より長沢秀之展のオープニングパーティーをいたします。ぜひお出かけください。

今回の皮膜シリーズを見た人は皆さん、特に絵をかかれる方は、その難解さにあっけに取られているように見えます。一面に置かれた点が余りに無造作で、まるで子供が描いたようで、筆致の巧みさを見せるわけでもないし、迫力も劇的な雰囲気も感じられないからです。

今回の美術館のカタログにある本人の言葉を読むと
「絵画性からの開放」を経て、魅力的なマチエールとか巧みな筆致とかをあえて意識的に排除して、自分の過去の絵画の方法を用いなくても出来上がってしまう絵画。
真に自由な絵画の追求のように思えます。
・・・イズムのドグマとか形式主義とかの束縛から離れて、先生は真に自由になりたいのです。

何も語るまいとする絵画、でも点は有機的だし、塗られているのは油絵の具。
意味のない意味。
新しさがあり、難解であるが故、飽きることがないのです。



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by kg142 | 2008-07-18 18:50 | アート

オークション

ヤフーオークションで、ある作品の出品説明に当画廊のホームページアドレスが記載されていることを教えてくださった方があった。
オークションは2次流通に必要な面もあるが、特定の作家の新作展を開催している画廊が出品に関与している、と思われかねない表示には問題があるので、配慮していただきたいと思います。

先日ある画家が、公開オークションのカタログの写真掲載について、著作権を根拠に抗議したと直接聞いた。
著作権料の請求を代行する機構があるそうで、すべてのカタログをチェックして請求してくれるのだそうだ。
請求する作家が多くなるとオークションもやりにくくなるのではないだろうか。
その費用は、出品者が負担することになるのだろうか。
出品費用がかさめば、低価格の作品の出品が減ることになるだろう。
オークションに出品される作品は、高額のものか、積極的に出品を希望する作家に特化されていくのだろうか。




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by kg142 | 2008-07-17 15:30 | アート

ラプラード


瑛九が初めて公募展に入選して上野に見に行った時、ラプラード展が開かれていて、それを観た瑛九はその後の予定をキャンセルして「絶望が出発だ」と言って宮崎へ帰ってしまう。(瑛九伝)
これを読んでからラプラードという名前が気になっていたが、今日コレクターに何点かの油彩を見せてもらった。
ラプラードは岡鹿之助の先生として知られた温和な作風のサロンの画家だ。
瑛九はラプラードに何を見たのだろうか。






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by kg142 | 2008-07-15 18:45 | アート

長沢秀之展 オープン

いよいよ長沢秀之展がオープンしました。
川越市立美術館 川越画廊 ギャラリーMoMo



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展示会場でのレセプション。


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美術館2階でのパーティー。
小江戸ビールの協賛で、ビールが出ました。


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一部が3派にわかれて、川越画廊へ流れましたが、当方のパーティーは予定通り19日ですので、今日は何も出ません。
でも来週は人が来ないかもと心配です。


今日市民ギャラリーで、加藤種男(アサヒビール芸術文化財団事務局長)ほかのシンポジウムがあり、有益なお話をされたのに時間帯が一部オープニングと重なったのは、調整不足との批判もありました。





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by kg142 | 2008-07-12 19:31 | アート

日記をブログへ移行しました。

ホームページ内にある日記を容量の関係もあり、ブログへ移行いたします。
昨年ガーデニングなど個人のブログとして試験的に始めたものです。




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上矢津先生が「ナヤミノタネ ガク叔父さんへのレクイエム」という本を送ってくださった。
インテリでかっこよく父親のような存在だったガク叔父(小野木学)さんが、上矢さんは大好きだったのだ。それで、本人も画家になってしまった。
死んでも愛される画家、愛される絵はすばらしいことだ。
講談社 1900円




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川越市立美術館入り口。
長沢秀之展のポスター。





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明日の公開を前に、ライティング調整中の長沢氏をお訪ね。いち早く展示を見る。
これは、初期の作品のコーナー。



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正面の被膜の大作




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タッチアートコーナーの森亮太の作品。






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隣の球場では、高校野球の予選。
地元川越と狭山工業戦の最中。川越の大応援団に対して、狭山は劣勢。
しかし、実力は狭山が上と見えました。
by kg142 | 2008-07-11 16:39 | アート

長沢秀之展ーヒマク

本日から日記を旧日記からこのブログへ移行しました。このブログはさくねん試験的に作ったものです。


長沢秀之展 
川越市立美術館の会期に合わせて、12日からご覧いただけます。
プレビュー展示として、今日展示が完了。



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近くで見ると、ドットがラフな感じで並んでいるだけに見えますが、距離をとって見ると、点がブラウン運動しているかのようにうごめいて、調和のとれた色彩の氾濫という感じでしょうか。

作者が「距離を置いてみてほしい」という意味が、展示してみると納得できます。

リキテンの作品のように、印刷のドットではない。遠景で見ると点がつながって何かの形になるというものでないから・・

瑛九の点描と並べても引けを取らない。
感情を抑えた新しさがある。
今回は、長沢秀之の新展開が見られます。
by kg142 | 2008-07-10 19:32 | アート