川越画廊 ブログ

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鷹図

カードがないと自動販売機でタバコが買えなくなった。
面倒なのでこの際タバコをやめようと思った人はカードを作らなかった。
ところがやめられず、対面販売の店で買うことになる。
というわけで、コンビニのタバコの売り上げが伸びているらしい。

最近疲れやすいのは、タバコの吸いすぎもあるのではと思うこのごろ。





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鷹図

瑛九とは関係ありませんが、ちょっと一休み。

日光東照宮などにある鷹図は、額絵と屏風が対になっている。
川越仙波東照宮に狩野探幽作といわれる鷹の額絵があるが、屏風がない。

この額絵は岩槻城主が江戸城二の丸東照宮に奉納したもの。
仙波東照宮が大火で焼けた後、二の丸東照宮の建物とともに川越に移された。

このとき江戸城の一部が喜多院へ移されている(家光誕生の間など)。

さて一緒に移されたであろう屏風はどこに行ったのか。
ということなのであります。
その一部ではないか、と思われる軸です。

今日見にこられた方があり、撮影してみました。





石神井公園の池
こんな自然が残っているのに驚きました
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鷹図とは関係ありません。以前撮った画像がありましたので。











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by kg142 | 2008-09-27 19:45 | アート

ピエロ




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瑛九 ピエロ リトグラフ 1957年 40×26cm  ed.20 鉛筆サイン 額装

木版画などでは一般的に墨版を最後に摺る。はみ出した絵の具が黒でカバーされて、エッジがすっきりと見えるからである。
このリトグラフでは、黒の版を最初に摺って、あとから青や黄色の版を重ねているように見える。
すると、直接描いたような自然な感じに見えるようだ。



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by kg142 | 2008-09-26 15:46 | アート

エッチング

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瑛九 労働者 エッチング 1951年 14×10.6cm ed.2 鉛筆サイン

林グラフィックの後刷り画集の資料によれば、1951年作とあるが、作品右下に53とある。
資料の間違いか、摺った年を記したか・・は不明。

太い腕と鼻筋の通った横顔、一方の手にはハンマーのようなものを持っている。
メキシコの壁画のような印象を受けるのは作者の意図したものと、テーブルにメキシコの国旗のようなものが描かれていることで想像できる。
瑛九はメキシコ帰りの北川民次と親交があった。





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by kg142 | 2008-09-24 20:07 | アート

風が吹き始める

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瑛九 風が吹き始める リトグラフ 1957年 ed.20 鉛筆サイン
40×52cm 裏面僅かのベニヤヤケ 額装  280,000円

「魂の叙情詩 瑛九展」 (宮崎県立美術館1996)図録 p89#225にこの作品が「旅人」「ともしび」とともにカラー1ページ掲載されている。
この作品は前回の瑛九展にも展示したが、今回のものとはエディションNoが異なる。

黄色い絵は風水上良いとされている。つまり黄色は黄金色、お金を象徴しているというわけだ。
しかし普通は黄色は光だろう。「あかつき」の中央にある太陽らしきもののように、赤い太陽のまわりの黄色いコロナ(光)。
この作品の右上に太陽らしきものが描かれていることからも、画面の赤と黄色は光で、ものが吹き飛んでいるように見えるのは、光の氾濫とでもいえるものなのではないだろうか。
今でいえば、磁気の嵐。
やはり、瑛九の直観は宇宙につながっているように思えてならない。

















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by kg142 | 2008-09-21 19:41 | アート

そば

月曜日に長沢先生とコレクター宅を訪問、作品を拝見したあとお蕎麦をごちそうになった。
その蕎麦屋さんの庭にある錆びた古い自動車が、「オールウェイズ続3丁目の夕日」に出演(大道具?)したそうで、続編はまだ見ていないので見てみたくなりました。
いまでも地方の商店街は、昭和の風景がそのまま残っています。

今日は10年近く近所に住んでいながら、初めて上がってきたというご夫婦が、エッチングを購入された。
日頃、2階は入りにくいから1階に移ったほうがよいと忠告されているが、勇気を出して上がってこられて購入までされたというのには、感謝にたえません。

「あかつき」はおそらく当人がつけたタイトルではないと思われますが、「コスモス」とか「銀河」とかのほうがしっくりするようにも思えます。
はからずも、今日そう指摘された方がありました。





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by kg142 | 2008-09-17 19:23 | アート

Mixi

hasakiwacocoさんが、mixiに瑛九のコミュニティーがあることを教えてくださった。
自分も参加してはいても最近更新も閲覧もしていなかったので、さっそく見てみる。
瑛九ファンの多いのは心強いことだ。
hasakiwacocoさんは熱心な版画コレクターで、こういう方がまだ今でも多いのもまた心強い。

今日は、近々都内で画廊を始めるという方も来られたし、
先日は、隣町の畑の中の自宅の車庫で画廊を始めると、案内状を持ってきた方があった。
オープン展は、マンズー、マリーニ、ファッツィーニ、メッシーナ、マスケリーニ、グレコ、ヴァンジ・・だとか、驚きであります。

サブプライム問題とかで景気が下降気味とか言われるなかでも、美術志向の方の多いのもまた現実のようです。



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瑛九 飛んでゆく眼 油彩・キャンバス 1957年  8号(部分)





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by kg142 | 2008-09-14 19:25 | アート

イベント

月曜日、作品の展示作業に個人宅へ伺い、仕事ついでに「所沢ビエンナーレ」を見た。
駅のすぐ前でアクセスがよく大空間で、ここに恒常的に美術館があったらよいだろうなと思える場所だ。
木や金属を素材としたもの派的な作品は、空間になじみすぎて迫力に欠けて見えた。天井の鉄の梁などの存在感が強烈なためだろう。
写真はドコデモドアのように、違う空間への入り口のようなセッティングで成功している。
個人的には、木村幸恵の幽霊の展示が最も良かった。

今度の土曜日から開かれる「横浜トリエンナーレ2008」と比べると、財力、地域性など困難も多いのではないかと思われますが、こういうイベントが地元埼玉で開かれるということは画期的なので、今後の展開に期待したいと思います。






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瑛九  あかつき  油彩・キャンバス  1959年 53×45.5cm (10号) 
瑛九画集 山田光春編 図版掲載
この作品は、今まで各美術館で開催された瑛九展に貸し出されたことがなく、今回初公開といえるものです。



この作品を毎日眺めている。

近くで見てまず気付くのが絵具がうす塗りであることと、絵具と絵具の間にごくわずか塗り残しがあって、キャンバス地が見えていることである。

しかし離れてみると(およそ2m以上)、点が塊りになってうずまく色彩の乱舞だ。離れるほどに色彩が鮮やかになってゆく。

一般的に油彩は、地塗りをして何層も絵の具を重ねマチエールといわれる肌合いを重視している。たとえモノトーンのフラットな画面であっても、作者はマチエールへの関心がある。

瑛九の油彩が変化するのは1957年ごろからだ。
それは単に点描になってゆくということだけではなく、マチエールから作られる光と思っていたものが、光そのものに関心が移っていったのではないか、と思える節がある。

画面は光を混ぜ合わせるパレット、あるいは無色の光を振り分けるプリズムとでもいうように、反射した光が前面の空中で混ざり合い、輝きを増して目に飛び込んでくる。

そう見えるために地色の白が重要なのだろう。

フォトデッサンは光を扱っている。光で作り、光で見る。
印画紙に光を当てると真っ黒になってしまう。イメージを重ねるためには、過程においていかに白地を残してゆくかということが重要に思える。

長年のフォトデッサンの制作で光を扱う上での何か重要なことに気づいた瑛九は、光を扱うためにもはや形は不要で、必然的に点描になっていったといえないだろうか。
瑛九は光を描いているのだ。












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by kg142 | 2008-09-10 17:03 | アート

作品を順次紹介します

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瑛九 色がみ  油彩・キャンバス  1944 10号P

この作品は、「瑛九 作品と評伝」山田光春、「瑛九作品集」久保貞次郎編 などに図版が掲載されている。
サインは無く、キャンバス裏面全体に、別のキャバス地を蝋で貼り付けている。
修復家に聞いたところ、画面の絵の具層にはほとんど修復の形跡が見られない。
通常、キャンバス地の劣化や絵の具の剥離などが激しい場合にこのような処置をするが、この作品に関しては何故このような強力な補強をしたかは、不明とのことでした。

先の「瑛九 作品と評伝」山田光春 によれば、抽象作品の制作を再開したこの時期の作品は、戦禍などによりこの「色がみ」ほか数点を残すのみであって、極めて貴重な作品である。

久保貞次郎の瑛九頒布会シールのほか、美術倶楽部の鑑定証を先般取得した。







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by kg142 | 2008-09-09 17:38 | アート

瑛九のエッチング

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瑛九 鳥 エッチング 1951年 摺り部数5部 
鉛筆サイン入り 自摺り

右奥にアトリエ、手前にコーヒー、パンとくだもの。
朝を告げるニワトリを中心に据えて、朝食の様子を描いたものか。
すると奥は作者自身、右に描かれているのは都夫人ということになる。

いろいろなシーンをモンタージュして、小さな画面に多くのイメージを描きこんでいる。
画面が一つのショートストーリーになっているのが、瑛九のエッチングの特徴である。

およそ400種類のエッチングを制作したが、自摺り、サイン入りのものは希少で、なかなか入手できない。
しかし、1983年に原版を元に林グラフィックで刷られた後刷り作品は、各60部数あって、比較的入手しやすい。
後刷りであっても、詩情あふれる画面は充分楽しめるので、機会あるごとに後刷りを収集している。
今回、それらの後刷り作品も一部展示いたします。

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by kg142 | 2008-09-06 18:22 | アート

休廊日

現在、展覧会等で特に定める以外は、毎週 日曜、月曜 を休廊させていただいています。(しばらく継続)
「夏の展示」の会期を日曜までと誤って掲示してしまい、大変失礼いたしました。


今度の「瑛九展」 9月9日~28日 は
休廊日:15日(月)、16日(火)、22日(月)、23日(火)
となっています。


瑛九展の会期中は、日曜日を開廊して、月、火をお休みします。
またまた変則的ですが、どうぞよろしくお願いします。




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瑛九 ガラス絵 (部分)








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by kg142 | 2008-09-02 19:03 | アート