川越画廊 ブログ

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2009年12月27日






今日で年内の営業は終了しました。
恒例の年末の展示には、多くの方のご来場をいただきありがとうございました。
新年は6日から営業いたします。



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少し早めに展示換えををしていたら、柘植の盆栽を持ってきてくださった方がありました。
点数を減らしてゆったりと作品を展示すると、なんと格調の高いことでしょう。


2010年はどんな年になるのでしょうか。

最近は集団的鬱の状態にあるように思えます。

脳科学的には、ネガティブなことほど印象的で、いつまでも記憶に残るらしいです。

凶悪犯罪が多いように感じますが、実際は犯罪は減少傾向にあり、検挙率は上がっているとのこと。
経済については、日本は対外純資産世界一で
外国の評価が高いから円高だともいえるわけです。

政府の支持率が悪くとも、国債の利率は上がらず、
つまり、国民は政府を信頼しているわけです。

水戸黄門や遠山の金さんが好きなのは、お上を信頼している証拠です。

人を見るとき悪いところばかり見ないで、良いところを見るようにしなさい
と言われます。

来年は、美術界についても経済についても
こんな良いところもある、という風に
良い面を見つめて
前向きにゆきたいと思う次第です。

それではよいお年を・・・
by kg142 | 2009-12-27 20:20 | アート

2009年12月24日





今日はクリスマスイブ
高松潤一郎先生の絵と詩の画像です。
詩は文字が小さくて読みにくいですが・・
(勝手に掲載させていただきました)





先生の詩は素晴らしいと思います。
私も先生風に一つ




今日
「年末ジャンボ宝くじを一枚バラで買った」
という電話
一枚だと
バラしかないんだよ





不快に思われた方がいたら失礼しました。
おもしろい電話だったので・・
by kg142 | 2009-12-24 14:38 | アート

2009年12月19日






寒い日が続きます。
開催中の「年末の展示」からのご紹介


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相原求一朗 小樽の倉庫 リトグラフ 1992年 ed.50 イメージサイズ33×46cm 鉛筆サイン
左側の作品(早春の丘)

相原求一朗(1918‐1999)は川越出身の画家で、北海道の風景を描いた。
この作品は、1992年に当画廊で出版した 石版画集「北国の風土」の中の一点。
作者が直に版に描いて、木村希八氏が摺ったオリジナル作品です。








最近読んだ本


「年収6割でも週休4日」という生き方 ビル・トッテン著 小学館

著者は年商200億円、従業員800人のアシストという会社の社長で、
カジノ化した経済に警鐘を鳴らしている。
仮に今後 経済が縮小して、6割の規模になったとしても
ワークシェアしてエコな生活をすれば、雇用は維持できると言っています。

そうならないために
後半はカジノ経済への処方箋として、有価証券取引税などを復活して
投機取引を制御すべきとのこと。
仮に円の為替取引に売り買い各0.5%の税を課すと 2007年の時点で、
日本政府は年間132兆円の税収が得られ、国と地方の債務800兆円は
6年で返済できるというのです。
取引が減ってそれほどの税収がないにしても、円の防衛にはなるわけです。
(ポンドやウォンの危機は、ジョージ・ソロス氏らの売り浴びせで起きたといわれています。)




福沢桃介式 比類なき大実業家のメッセージ 福沢桃介著 Ran Rolling Library

福沢桃介(1868-1938)は川越の出身で福沢諭吉の養子となり、
相場師から実業に転じ、電力王と呼ばれた人。
この本は慶応での演説集。
日清戦争の大相場で巨利を得て、実業に転じた自らの経験を
単に運が良かったからと、学生には堅実な生き方を説いている。



日本相場師列伝 Ⅰ、Ⅱ 鍋島高明著 日経ビジネス人文庫

江戸時代大阪堂島で、世界で最初に先物取引が始まった。
米だけでなく、綿、絹、紅花、小豆、・・いろいろなものが投機の対象となった。
明治になると株式が加わる。
実業に転じた人は、財閥といわれるようにもなった人もあるが、
終生の相場師の多くが、没年不詳となっている。


以前くじ付きの自動販売機の前で、いくつも缶コーヒーを買っている人を見かけたことがありますが、
ギャンブル好きの人は多いようです。
by kg142 | 2009-12-20 13:52 | アート

2009年12月12日






今年もあとわずかとなってきました。
恒例の年末の展示は最終営業日の27日まで開催します。

今回の展示作品から一部を紹介します。





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赤祖父ユリ アメリカ白頭鷲 木版画 45×52cm ed.50


赤祖父ユリは芸大の油彩科を卒業したが、なかなか自分の表現方法が見いだせずに悩んでいたところ、
岡本信治郎氏の助言で木版画を始め、ようやく自分にぴったりと合った表現手段を見出したそうである。
モチーフはもっぱら、動物写真家岩合光昭氏の作品にインスパイアーされている。

最近は激しく強烈な表現が好まれる傾向にあるが、
版画は、クッションを入れた謙虚で控えめな表現が一つの特徴でもある。

だから版画は単に複数芸術というのでなく、版画でしか表現できないこともあるのだ。
ある種婉曲的とでもいえる表現は、日本人の感性に合っているというのが以前から言われていることだ。












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ほこのきしんきち 川越の祭り(志多町の山車) アクリル・キャンバス 8号


ほこのきさんは埼玉の生まれで、奈良の美大を出てフランスで数年間くらした。
その後長野の伊奈に住んで、現在は立科に住んでいる。

フランスでは地方の美術館で企画展が開催されたり、長野のハーモ美術館で企画個展が開催されたりした。
奈良の大仏せんべいの包装紙は彼の絵だそうである。
これが私の知る彼の経歴である。

10年以上前、川越がまだこれほど観光化していないころに、
川越風景を依頼して展覧会をひらいた。
その時の一点がこの作品。

当時シリアスな抽象作家の個展の後に、彼の展覧会をしたら
特異な目で見られたが、今の時代にはぴったりしているように見える。











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安本秀を 碓井バイパス 木版画  36×56cm


安本さんは千代紙の谷中伊勢辰で、木版の彫職人として修業した人で、
腕は確かな人だ。
埼玉の風景をこよなく愛し、秋が瀬公園、奥武蔵の山々などをよくモチーフにしている。
以前いい風景を見つけたといって、愛車の軽自動車で案内してくれたことがあった。

私にはただの田んぼにしか見えないのだが、画家の目にはパラダイスに見えるらしい。
そんな話はしたことはないが、「寅さん」に共感を持っているように見えるので、
なにか親しみやすい人だ。

今は高速を通るので、あまり行かない碓井バイパスの風景。
by kg142 | 2009-12-12 12:57 | アート

2009年12月9日




昨日は水戸へ行き
茨城県近代美術館の 「目を閉じて―”見ること”の現在」を見た。
当方取り扱いの長沢秀之先生の作品が出品されている。
会期終了まじかになってしまったが、今回のドットの新作は以前よりもクリアーになった印象を受けた。


水戸芸術館のボイス展は、来日した8日間のドキュメンタリーになっていて、
おもしろい企画だった。
その後流行した社会彫刻は、ボイスの影響が大きいこともわかる。

映像に映っている画家や批評家の若いこと、西武美術館の映像が懐かしいこと、
ボイスが来日した1984年は当画廊の開廊した年でもあり、興味深かった。


今日はひたすら発送作業、
途中エアキャップを買いにホームセンターへ行くと、
先日「信号機を見にゆく」と約束していた方と偶然会う。すっかり忘れていた。

帰る途中寄ると、
東武東上線が電化される前の、男衾駅の信号機でした。
2個対になっていて、一つ50キロはあるという。

以前この方から「貧乏とっくり」をたくさん買ったが、
骨董屋ではないので、売ることもできず置き場所に困っているので、
今回は一応見るだけとしました。
by kg142 | 2009-12-09 19:50 | アート

2009年12月6日




靉嘔展終了しました。
今日はギリヤーク尼崎の舞踏が成田山川越別院であったそうで、ユニークな方が何人か来られた。
常連のMさんも見てきた帰りに寄られて、二人だけでで打ち上げに行く。
Mさんは従業員30人ほどの会社の社長さんで、一応私も一人でやってる会社の社長なので、
社長は孤独だ という話のついでに愚痴を聞いてもらった。

Mさんは美術評論を書いたりしているので、
来年ある作家の個展をやろうという話になり、案内状に文章を書いてくれることになった。





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rainbou man and woman hug  30号
にサインを入れている靉嘔先生

この作品は2009年の最新作なのです。





数年前には、「作品の世代間の引き継ぎがうまくいっていない」
などと言って、靉嘔のシルクスクリーンの版画が、安く出回っていたが、
最近は見かけなくなった。

きれいでわかりやすく、手ごろな価格ならばと多くの個人が購入したと思われる。
そのころ当画廊もほとんどのシルクを手放してしまい、今回の展示はリトが中心となった。

すると、リトはほとんどが売約となった。

靉嘔はこの世代最後のビックネームであり、
今後も取り扱ってゆきたい。






次回は毎年恒例の

 年末の展示

12月18日(金)~27日(日)  21(月)、22(火)休み

を開催します。
by kg142 | 2009-12-07 14:25 | アート