川越画廊 ブログ

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2010年9月29日







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北川民次 都会風景 
水彩画  1937年頃 48×68cm
1936年7月に帰国した民次は、37年8月から豊島区長崎に住む。
そのころ描いた東京の風景。ジョン・マリン(John Marin、1870年 - 1953年)の影響がうかがえる作品。



暑い日が多かったためか、9月が短かったように感じられます。

リーマンショック、ギリシャ問題、円高、尖閣諸島・・
気弱な自分としましては、悪いことが続いて鬱な気分になってしまいそうです。
これからもこの調子でいろいろと問題が起こることでしょう。

そこでこの際前向きにとらえて、
「人間社会は次々と問題が起こることこそが正常なのである。
なんの問題もない無風状態が続くと、なんの工夫も生まれず、
進歩もなく、退屈に滅びゆくのみである。」
(保守的な画壇の中での北川民次を論じた久保貞次郎の文章に、このような意味合いの言葉があります)
という風にとらえて、

問題を過小にも過大にもにもとらえず、淡々と行こうということです。


10月になると川越は祭りの季節、いちばんいい季節が
騒がしくなるのです。
連雀町はなぜか毎年山車を出します。


昨年私がデジカメで撮った映像です。




by kg142 | 2010-09-29 16:50 | アート

2010年9月19日





木版画二人展は今日が最終日。
やはり川上ファンが多く、来場者はたいてい川上澄生美術館へ行かれたことがあるという。
はるり銀花」でも何度か川上澄生展が開かれたそうだ。近くで居て知りませんでした。

「はるり銀花」のSさんは、一番街(川越の蔵造りの街)の発展に貢献された人だ。
コンサルタント会社にいたのに、熱心さのあまり自分でお店を開いてしまった。




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北川民次  風景 1946年 50号 二科展出品
「国破れて山河あり」
敗戦の翌年、里山の乾いた夏の風景を描いた作品。
雲や左の背の高い樹木のもりもり感、奥行きをつぶしたフラット感に民次の特徴がよく表れています。




北川民次は「美術には思想がなければならない」と言っています。
思想とはイデオロギーとか宗教とかではなく、メッセージとかテーマとかというようなものに近いものかと思う。
現在まで通じることで、とくに最近はそのことが盛んに言われている。
しかし現在活躍している若手作家の作品は、病的な内面吐露というか、刺激的なものが多くて
理屈では分かっても、素直な気持ちとしては、コレクションしにくいと思う人も多いのではないだろうか。

というわけで10月は北川民次展を開催します。

北川民次展  10月23日~11月7日
by kg142 | 2010-09-19 18:56 | アート

2010年9月14日




昨日は久々の完全休日で、元気回復。
涼しい風が吹くようになって、今日は多くの来場者があった。

くしぶちQぶ さんが、出版した句集を持ってきてくださった。
定価500円とあるのに何冊もくださるとのことで、他にお土産までくださった。
変わった名前のいわれが句集に書かれているが、Qと言えば瑛九が思い起こされるということで、
私は「Ei-QのQはキューピーのQなんだ」というような話をした。

くしぶちさんは元作家で、モリスギャラリーで木彫の展覧会をしたのを記憶している。
卵の殻にテンペラで描いたシリーズは、今も画廊コレクションとして持っている。

当方の開廊のころは外国人教師の家に居候して、畑を耕しながら作家活動をしていたが、
その後一念発起して英語を学んで、大学講師になった努力家だ。

株式会社だと一定の給料をもらえるわけですよね、というようなことを言われる方があった。
確かに給料をもらっているわけです。
しかし 一人でやっている会社なので、することも多いわけです。

飲み会や温泉旅行のお誘いに参加できなかったり、入院したと聞いてもお見舞いへ行けなかったり、
これを見られたら、ご理解のほどお願いします。
誘われるうちが花で、そのうちお誘いもなくなるかと心配です。

展覧会中はひきこもり状態で、もっぱら来場者にいろいろな情報をいただいております。

今日はお買い上げもいただきよい一日でした。

































川越画廊のホームページ
by kg142 | 2010-09-14 19:40 | アート

2010年9月11日




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川上澄生&山高登 木版画二人展 本日からオープンしました。

アクセントに木村直道の彫刻も展示してみました。



内田静馬(1906-2000)という地元出身の版画家がいました。
来年1月に川越市立美術館で全貌展が開催されます。

創作版画といってもなじみのない人も多いことかと思いますが、
今後も継承される不滅のジャンルです。

魯迅も日本留学中に創作版画の評論を書いているそうです。

今日はまた暑くなりましたが、19日まで開催しておりますので、
ぜひ御高覧下さい。











川越画廊
by kg142 | 2010-09-11 13:58 | アート

2010年9月4日



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川上澄生 舶載珍貨 1960年 額サイズ:74×61cm 木版画一部手彩色





9月になり朝夕は少し秋の気配が感じられます。
デフレが進んでタブローがお手頃価格になると、版画よりも油彩などをコレクションされる方が
多くなったといわれておりますが、版画には版画でしか表現できない世界があるわけです。

ユーチューブに「美の巨人たち 川上澄生」があったので、貼りつけました。
少し長いですが、お時間のある方は、見てみてください。



川上澄生 3の1





川上澄生 3の2





川上澄生 3の3

by kg142 | 2010-09-04 17:49 | アート