川越画廊 ブログ

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2012年9月22日 靉嘔初期作品展




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今日から 「靉嘔AY-O初期作品展」 オープンします。




(あいおう)(1931~)は大学在学中の1953年(22歳)から「読売アンデパンダン展」、瑛九の主催した「デモクラート展」に作品を発表してキャリアをスタートしました。その後「グループ実在者」を結成し、それらに発表を続けます。その後1958年に渡米、1962年には「フルクサス」に参加します。
1964年にはのロフトの一軒おいた隣に「フルクサスショップ」が出来、フルクサスの主要メンバーとして活動します。

一方フルクサス参加と同時期に虹を発見したは、1965年以降日本においてシルクスクリーンの虹の版画を本格的に発表することとなります。
これ以後、版画ブームと言われた当時の日本で、虹の版画家が広く知られることとなりました。

今展では1953年~1959年の間の作品(油彩・リトグラフ)によって、虹の画家以前のをご覧いただきたいと思います。




*タイトルを「恋人たち」(1956年 50号)としてきました作品が、過去の出展記録から原題は「真昼」ということが判明いたしましたので、訂正いたします。
by kg142 | 2012-09-22 12:51 | アート

2012年9月19日 靉嘔展


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靉嘔 宇宙  油彩・板 1958年 122×183cm

靉嘔は読売アンデパンダン展に、第6回(1954年)から第10回(1958年)まで出品したとされている。
(ただし2010年つくば美術館個展のカタログには、第5回にも出品したという作者の言葉が紹介されている)

第6回(1954年)  悲劇よりもより悲痛なるものの静寂 水彩・画布・紙 442×442cm   
第7回(1955年)  若い仲間たち  油彩・板 181×181cm  千葉市美術館蔵
第8回(1956年)  田園  油彩・板 183×370cm        東京都現代美術館蔵
第9回(1957年)  ベルが鳴る 油彩・板 182×274cm     宮崎県立美術館蔵 
第10回(1958年) 宇宙   油彩・板   122×183cm

「宇宙」のみが抽象作品であるのは、当時抽象とは何かということが問題になっていたことによるという。(靉嘔 ふたたび虹のかなたに カタログp24参照) 
ダミアンハーストのスポットペインティングを連想させるこの作品を、ハーストよりも40年前に制作していたことになる。
 
この年1958年渡米し、翌年1959年にニューヨークで制作されたのが「祭りⅠ」です。
2010年つくば美術館展カタログ#19「祭」、2012年靉嘔 ふたたび虹のかなたに カタログ#34、#35など同年に制作された一連の作品が確認できます。
当時のニューヨークはアクションペインティング全盛の時代で、靉嘔独自のアクションペインティングの解釈による作品ということもできます。

少し戻って 「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」カタログ23Pに この「宇宙」が参考図版として掲載されていて、その上に「靉嘔渡米後援会」資料という興味深い図版があるので、転載させていただきます。


靉嘔渡米後援会
 
 -文章省略-

1957年11月
発起人
画家瑛九、美術評論家江川和彦、衆議院議員橋本登美三郎、画家福沢一郎、美術評論家福島繁太郎、画家林武、東京都立美術館館長早川治平、国立近代美術館副館長今泉篤男、美術評論家久保貞次郎、画家北川民次、美容師真野博、美術評論家中原祐介、名古屋大学教授小此木真三郎、小川正隆、衆議院議員大久保留次郎、美術出版社社長大下正男、美術評論家瀬木慎一、立教大学教授武谷三男、美術評論家滝口修造、美術評論家東野芳明、女優轟夕起子、女優山田五十鈴

美術界オンパレードで、大きな期待を受けての渡米だったことが分かります。





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展示風景  (左)宇宙  (右)祭Ⅰ











 
by kg142 | 2012-09-19 17:42 | アート

2012年9月16日


リトグラフの一部の画像です。
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靉嘔 ジャイアント リトグラフ  1957 ed.12 55×40cm  #67




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靉嘔  鉄骨  リトグラフ 1957 ed.20 53×39cm #61




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靉嘔 太陽を浴びる父・母・子  リトグラフ 1957  ed.12 26×30cm #77




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靉嘔 雲と太陽 リトグラフ 1957 ed.20 26×39cm #54




昨日 「伊佐沼工房展(II)」のオープニングがありました。
さいたま美術展<創発>プロジェクト の参加企画で、
川越画廊の靉嘔展も参加しています。

とかく作家活動はひとりアトリエにこもって、暗い面ばかり見つめがちですが、大勢で集まる熱い雰囲気というのは大切なのではないでしょうか。「具体」や「もの派」もこんな雰囲気だったのかもしれません。
アトリエに泊った人もいたようですが、自転車も酔っ払い運転は違反ということなので、あぜ道を選んで帰りました。




新潟市美術館 で開催中の
「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」 (2012年10月08日(月)まで)
に合わせて


「バス観光ハプニング」
http://www.ncam.jp/topics/816/



が開催されます。
by kg142 | 2012-09-16 15:59 | アート

2012年9月8日


2-3人の来場者のお相手をして、ヤフオクでもしていると一日はすぐに過ぎて行き、週末もすぐにやってきます。
先週は高尾山に行きました。圏央道の高尾山出口ができ、川越から50分で登り始めることができます。

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沢沿いを登る6号路の入り口にある七福神。

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およそ1時間半で山頂。

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あいにく富士山が見えませんでした。
来年には圏央道が東名につながるとのこと、鎌倉、伊豆方面のアクセスが良くなります。




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右の「真昼」は1956年作で、代表作「田園」(東京都現代美術館蔵)と同年の制作です。
田園は、「第8回読売アンデパンダン展」と「グループ実在者展」に出品されましたが、上の写真の2点は1955,56年それぞれの年の「デモクラート展」の出品作と思われます。
因みに「第10回読売アンデパンダン展」(1958)への出品作「宇宙」を今回展示します。




靉嘔を見て元気になろう!
by kg142 | 2012-09-08 19:48 | アート

2012年9月1日





この夏もリゾート地などには行けませんでした。
それでも早朝5時ごろなどに散歩すると、空気は澄んでいるしひんやりとした風も吹いて、見慣れた風景でもまるで軽井沢の森の中でも歩いているようにさえ感じられます。 何と安上がりなことでしょう。
というわけで今日から9月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。




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靉嘔  祭りⅠ 油彩・キャンバス 1959年 124×182cm
「瑛九とその周辺」カタログ#85掲載 1986年 埼玉県立近代美術館・宮崎県総合博物館・和歌山県立近代美術館 巡回

靉嘔の作品の一部を展覧会を前にプレ展示しております。



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巨大な鳥  油彩 1955年 116×91cm
この作品を案内ハガキに使いましたが、ハガキは赤が実際よりも濃くなってしまいました。
こちらの画像の方が実物に近い色合いです。



翌年同じテーマでリトグラフを制作しています。
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大きな鳥 リトグラフ 1956年 ed.10 70×52cm #47
「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」カタログ#213b掲載 2012東京都現代美術館・新潟市美術館・広島市現代美術館 巡回中 






ふたたび
靉嘔AY-O初期作品展
2012 9.22(土)-10.7(日)  休み9.24(月)・10.1(月)
巨大な鳥1955・50号 恋人たち1956・50号 宇宙1958・120号 祭Ⅰ1959・120号
初期の重要な油彩を主に展示いたします

by kg142 | 2012-09-02 18:05 | アート