川越画廊 ブログ

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6月26日



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瑛九 徳利図  水彩 1938年 23×27cm

 
小野里利信ノ為ニ徳利ノ図ヲ描キ彼ニ酒をススム
昭和十三年六月 於北沢 瑛九

左上に 明治神宮参拝記念 のスタンプ

今回の二人展のきっかけとなった作品。



さて

練馬区立美術館は今年開館29年ということで、
現在30周年に向けてのコレクション展連続企画

 
シリーズ時代と美術2 1955-1970年
大沢昌助《人物の構図》を中心に

が開かれています。(7月13日まで) 1階の小展示室 無料

1964東京オリンピック開催、 1966原爆ドーム永久保存決議、 1969アポロ11号月面着陸 ・・
などと その年制作された作品の横に、その年の出来事を記したカードを展示している。

練馬区立美術館には大沢昌助の各時代を通した作品が収蔵されているので、大沢作品を主軸とした展示がなされているものと思います。
大沢絵画は時代の空気をやんわりと織り込んではいても、ルポルタージュ絵画のように何が起こったのかをはっきりと伝えては来ません。

しかし、今回の展示は、油彩画家としての圧倒的な技量で会場を支配していました。
このように同時代の他の作品と並べて展示してみると、ぼんやりとしていた大沢絵画の意味が再発見されるように思えます。
【出品作家】
朝倉摂、池田龍雄、池田幹雄、大沢昌助、岡本唐貴、小野木学、小野具定、オノサト・トシノブ、小嶋悠司、近藤竜男、白髪一雄、清宮質文、高山良策、鳥海青児、鶴岡政男、永瀬義郎、中村忠二、中村宏、古沢岩美、牧野邦夫、三木富雄、水田慶泉、杢田たけを、山口薫、山口長男、山下菊二 (五十音順)





さてさて、
川越画廊も今年30周年なのですが、
さしたる業績もないままの30年ですので、
特に記念展示等の予定はございません。

しいて言えば、今年の展示すべてを30年記念とさせていただけたらと存じます。



斉藤義重氏のご子息で、彫刻家の斉藤史門さんが先週亡くなられたそうです。
福井の松宮喜代勝様からお電話をいただきました。
60歳、胃がんだったそうです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
(アトリエ近くのO工房に確認したところ、ご家族、兄弟による密葬を済ませたそうです。)



 





川越画廊のホームページ
by kg142 | 2014-06-26 18:41 | アート

オノサトと瑛九



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オノサトの展示壁面     リトグラフ、シルクスクリーン 油彩




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瑛九の展示壁面  エッチング、リトグラフ、吹き付け、写真、色紙、水彩



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瑛九 油彩、 リトグラフ、ペンデッサン





川越画廊のホームページ
by kg142 | 2014-06-21 18:21 | アート

6月19日




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瑛九 卓上 1944年 油彩・紙  27×23cm #134

オノサトトシノブ&瑛九二人展
2014 7月1日(火)-12日(土)  12:00-19:00 open 日・月 休廊






現在 東京都現代美術館で
「開館20周年記念 MOTコレクション特別企画 
クロニクル1995-」 が開かれています。

展覧会紹介のHPの冒頭に以下の文章があります。

東京都現代美術館が開館した1995年は、阪神淡路大震災、オウム真理教事件などの大きな出来事が起こり、バブル崩壊後の社会不安が蔓延するなか、現在まで続く日本の文化的な流れの節目をなす年であるとしばしば指摘されてきました。現代美術の分野でも、新しい表現が次々と生まれ、それらを支えるインフラも少しずつ整備されるなど、ひとつの時代の転換点であるとみなすことができます。・・・・

まさに時代の転換点に美術館は開館したということです。
この年「ウインドウズ95」が発売され、20年でインターネットが社会に浸透、定着しました。

今度の節目となる2015年は、どういう年なのでしょうか。
展覧会はぜひ見てみたいと思います。








川越画廊のホームページ
by kg142 | 2014-06-19 16:18 | アート

6月17日





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瑛九 馬と裸婦  吹き付け 36×27cm 

オノサトトシノブ&瑛九二人展
2014 7月1日(火)-12日(土)  12:00-19:00 open 日・月 休廊


栃木県立美術館で開催中の展覧会に、上記の作品と似たものが展示されています。
(宇佐美コレクション総目録226)
フォトデッサン同様、吹き付け作品も同じ型紙を使って複数の作品を制作しているようです。


真岡発:瑛九と前衛画家たち展
6月22日まで開催中


瑛九生誕100年展で展示されましたが、プラモデルを着色するようなコンプレッサー付きのエアーブラシを瑛九は使っていたようです。



ワールドカップ初戦、試合直前の練習風景が放映されていました。
雨の中コートジボワールの選手はウインドブレーカーを着て練習しているのに、日本選手はずぶぬれで練習していました。
体を冷やして後半のスタミナ切れにつながった、ということはないのでしょうか。








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by kg142 | 2014-06-17 16:52 | アート

6月10日





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木村利三郎  Midnight New York 水彩 1966年 66×51cm

土曜日に木村利三郎先生の葬儀がありました。
会場に先生の作品が飾られ、 周囲の方にいかに愛されていたかがわかる葬儀でした。
いつも明るくポジティブな先生でした。ご冥福をお祈り申し上げます。




岩﨑勝平展の会期があとわずかとなりました。
今回はすっきりと見やすい良い展示となっています。

岩崎勝平展 6月15日まで
川越市立美術館













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by kg142 | 2014-06-10 18:13 | アート

6月6日





靉嘔展ほかのお問い合わせメールにつきまして、調べ物など必要な場合は返信等遅れている場合があります。ご了解ください。

さて靉嘔展会期は終了しましたが、もう少しつづきです。
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靉嘔 巨大な鳥 油彩 1955 116×90cm

虹以前のごく初期から、靉嘔の作品はポップな感じがします。
また、色彩も基本は赤青黄の虹の基本形になっているものが多いようにも見えます。




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靉嘔 久保氏の肖像A 1974 シルク 30×24cm

少し前の森美術館のウォーホル展を見ましたが、1点3万ドル(記憶があいまいですが)(2点だと割引き)で肖像画を受注し、大成功を収めて、「成功しているビジネスはアートだ」となったそうです。
靉嘔も肖像画を受注したらヒットすることでしょう。しかし、そういうことはしないのです。

FLXSUSの、商標主義に反対するというテーゼがしみ込んでいるのです。
FLXSUSの一部のメンバーは虹の靉嘔をどう見ているでしょうか。しかし、同じFLXSUSのヴォイスの作品は高額で取引されています。意図と結果と異なるのは美術作品の通例です。

デビュー作「田園」や「大地」から現在に至るまで、靉嘔はすべてにおいて一貫しています。

田園の下に書かれている言葉
食うために 生きるために耕す 父母兄弟 姉妹に贈る

靉嘔を商社マンのようだと言った人がいましたが、ウォーホルのアートビジネスとは異なります。
どのアーティストにも共通する営為です。
そこがあか抜けないところだと言うなら結構。

靉嘔のヒューマニズム、オプティミズム 万歳!!
(以上は個人的見解であります)
靉嘔の考察はまだまだ続きます。





次回は
オノサトトシノブ&瑛九二人展
7月1日-12日 日・月 休廊



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オノサトトシノブ 59-B リトグラフ 1959 30×49cm ed.50



















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by kg142 | 2014-06-06 18:00 | アート