川越画廊 ブログ

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11月9日 ヘンリーミラー展


ヘンリーミラー展が始まりました。
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寒くなって、静かな雰囲気となりました。
画廊前の通りにイルミネーションが点灯しましたが、少し地味という評判です。



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H・ミラー 子供っぽい空想  1979 石版画 27×36cm  (特色摺りで10数版で摺られている)


「版下制作に版画家が協力することで、より魅力的な石版画となっている。」
ということをうまく説明していなかったので、案内ハガキの「版下~・・」の記載で混乱した方もあったかもしれません。

来場者のご指摘の通り、この時期ピッタリの展示かと思います。





今年の靉嘔展で講演をお願いした 本阿弥清さんが、「もの派〉の起源 」を上梓されました。

〈もの派〉の起源
石子順造・李禹煥・グループ〈幻触〉がはたした役割  《水声文庫》
本阿弥清(著)





フェイスブック
by kg142 | 2016-11-09 17:48 | アート

11月2日



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行列 石版画 29×39cm

 
1955年6月7日~26日、ブリジストン美術館で「ヘンリーミラー水彩画展」が開かれた。
瑛九とともにこの展覧会を見た久保貞次郎(敬称略)は、展示作品の中の水彩画を購入、これが最初のHミラー作品のコレクションとなった。
このとき瑛九が「ヘンリーミラーは自由だ」と言ったといわれている。

そのとき購入したのが、行列(1955)、道化師B(1954)、子供っぽい夢(1954)の3点で、ここに掲げた作品は1973年になって版画におこしたものである。




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道化師B 石版画 47×41cm


モノクロあるいは線描作品であれば、作者が版に直接描けば、それを版下として石版画を摺ることができる。
しかし カラーの作品は、色ごとの版下を造らなければならないので、そう単純には行かない。

水彩画から色版に分ける作業を久保の近くにいたアーティストが手伝っている。




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子供っぽい夢 石版画  33.5×24.5cm


現代美術という範疇から見れば、写真製版だろうがどのような制作方法でも、作者が認めてサインしていればオリジナルとして通用している。
当時はあくまで手作業にこだわったということかもしれない。



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ヘンリーミラーの版画の出版は、久保貞次郎先生の大きな仕事の一つであったと思います。

10月31日で久保先生没後20年となり、今展は節目の年の開催となります。
これを機会に、画家ヘンリーミラーの認知と評価の進むことを期待したいと思います。









川越画廊のホームページ
by kg142 | 2016-11-02 18:04 | アート

ヘンリーミラー展


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H・ミラー ブルックリンボーイ  石版画 1979 53×45cm ed.200  


ヘンリー・ミラー 展
Henry Miller (1891-1980) 石版画とセリグラフ
2016 11月8日(火)-19日(土) 
12:00 -19:00 open  日・月 休み


ヘンリーミラー(1891-1980)の絵画は、豊かな色彩と自由な描画スタイル、そして何よりも「愛をテーマにしている」という点において、同時代の画家シャガール(1887-1985)に共通するところがある。

ただしシャガールが生涯妻べラへの愛をテーマにしていた点において、H・ミラーとは異なっているかもしれない。 いわば、H・ミラーはちょい悪シャガールとでも言えるかもしれない。
多くの作品にダビデの星が描かれているが、ミラー自身はユダヤ人ではなかったようだ。





不定休があります。展覧会会期中以外は、ご来場前にご確認ください。

川越画廊のホームページ
by kg142 | 2016-10-28 19:06 | アート

8月5日



常設展示中


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 ヘンリー・ミラー(Henry Valentine Miller)  子供っぽい夢 リトグラフ 1973 


昨日は下見会など行った後、大学時代の友人とミニ同窓会をした。
何と38年ぶりということでしたが、皆変わらず若々しかった。何故か自分だけ老けこんでいました。


8月13日~22日 夏季休廊いたします。
by kg142 | 2016-08-05 18:40 | アート

1013年2月8日






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ヘンリーミラー ブレーズ・サンドラール リトグラフ 1980 45×30cm ed.200
ブレーズ・サンドラール(1887-1961)は詩人でミラー同様各地を放浪、ミラーの才能を最初に認めた人。



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ヘンリーミラー シャッツの絵を模して リトグラフ 1973 45×30cm ed.200
ベザレル・シャッツはイスラエルの画家、ミラーの4番目の妻イヴ・マックルアとシャッツの妻は姉妹。



各地を放浪、職を転々として生活の困窮と自堕落な生活、6,7回も結婚している。絵も小説も独学で、全く独立(孤立)した存在のように見えて、ヘンリーミラーの絵画を論ずるのは大変難しいように思える。
まさに池田満寿夫の何倍もの奔放さだが、絵に関しては明るく開放的で性的表現もあまり見られない。
すべての生を肯定するヘンリーミラーの偉大さは、芸術とは芸術の存在位置とはなにかという現在も続く壮大なテーマを秘めているという点で偉大なのだろうか、とも思えます。




ギューチャンブログを開設しているYさんが来られた。
具体、もの派やフルクサスだけでなく、今年はギューチャンもブレイクしそうです。




by kg142 | 2013-02-08 19:31 | アート

ヘンリーミラー


版画作品をご紹介します。




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Henry Miller  Brooklyn Boy 1979 lithograph 60×46cm ed.100




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Henry Miller  Maison de Fous  1973 lithograph 46×61.5cm ed.200




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Henry Miller  North African  1974 lithograph 27×36cm ed.200




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Henry Miller  Happy Day 1973 lithograph 30.5×45.5cm ed.200




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Henry Miller  Face to face  1973 lithograph 30.5×45.5cm ed.200




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Henry Miller  D'epres Schatz 1973 lithograph 45.5×30.5cm ed.200





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Henry Miller  Linear Fantasy 1973 lithograph 45.5×30.5cm ed.200




ヘンリーミラー個人コレクションのページに
http://www.henrymiller.info/
版画が紹介されていました
http://www.henrymiller.info/gallery/henrymiller.php
by kg142 | 2013-02-05 13:26 | アート

2013年1月30日


ヘンリーミラー 展示しました。

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梯子の下の微笑 1954年 鉛筆・墨 26×18cm


ヘンリーミラーの絵画は具体的な事物を写生し再現するというようなものでなく、思い出や空想を即興的に描いています。そこにはまず最初に言葉があって、晩年になると言葉そのものを描きこんでいます。まさに文人画と言われる所以ではないでしょうか。
「描くことは再び愛することだ」という言葉どおり、画面は愛と色彩であふれています。
したがって、この「梯子の下の微笑」のようにモノクロームの作品は極めて珍しいものです。
by kg142 | 2013-01-30 11:31 | アート