2010年4月22日
つくば美術館で靉嘔展がオープンしました。
オープニングセレモニーのテープカット
会場風景
見やすくすっきりとしたよい展示でしたが、何といっても今回のカタログが、
靉嘔入門書として最高の出来ではないでしょうか。
外舘和子氏の「靉嘔の人と作品―虹とイメージと行為の間に」という文章は、
靉嘔芸術を簡潔にわかりやすく解説しています。
レイアウトやデザインも見やすくきれいで、書店においてもよく売れるのではないでしょうか。
会場風景 勧善懲悪の大きな作品
作家の姿勢がぶれないということが、一般的に評価の大きな要素になっているように思われますので、
来年の東京都現代美術館での展覧会に向けて、靉嘔が大きくブレイクする予兆が感じられます。
筑波大学内の第2会場
この壁面の反対側のラウンジで勉強していた学生さんが、親切に第3会場まで案内してくれました。
筑波大学内の第3会場
この会場は分かりにくいところにあります。
この近くの大学ギャラリーで瑛九の作品を2点見ることができました。
石井コレクションという部屋があって、絵画は他に国吉康雄、藤田嗣治がありました。
奥には朝永振一郎博士や筑波大学出身のアスリートの展示があります。
私も第一期生として第一学群自然学類というところにお世話になったのですが、
卒業以来30数年ぶりに訪ねた筑波の何と立派なことでしょう。
われわれのころは、体操着に長靴をはいて寮から校舎へ通った記憶があります。
ここら辺りは元々粘土質の湿地だったのです。
by kg142
| 2010-04-23 17:01
| アート