2011年9月1日
今日から9月となりました。
夏のセールの作品のかたずけ、売約作品の発送も進んで、二つの壁をきれいに展示しました。
靉嘔の作品を展示した壁面。
何故か靉嘔の作品が増えてゆきます。一般に虹の版画以外目にする機会が少ないので、靉嘔の多様性への認識は進んでいないかもしれません。

左から2番目の水彩画「ぱんぱんぱん 1977年」 以外
「ハート 1968」は今回、 3番目の「油彩 1958」は前回、 右の「手 油彩 1955頃」は前々回のセールで売れなかった作品です。
(いずれもセール後価格改定)
ごちゃごちゃとお安く展示していると、その作品の重要性に気が付きにくいかもしれません。

ハート 1968年 51×51cm ed.30
この作品は
①1968年 虹の初期の作品であること
②マルセルデュシャンの影響による作品であること(カタログレゾネに本人が書いている)
③ed.30と、後年のシルク作品に比べて限定数が少ない上に、30部のうちのごく一部のみがハート型のアクリルにセットされたこと(このような仕様のものがめずらしい)
などにより、貴重な作品である。
セール中はこのようなことに来場者の意識が及ばず、当方の説明不足もあり、極めて安価に展示したにもかかわらず売約とならなかった。

中央は 駒井哲郎 夢の推移 、右は 難波田史男 水彩
次回企画展
■「瑛九と仲間たち」展
9月17日(土)~25日(日) 20(火)休
瑛九・アイオー・池田満寿夫・オノサトトシノブ・磯辺行久・加藤正 + 北川民次
■生誕100年記念瑛九展 2011年9月10日~11月6日
うらわ美術館 http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran_doc.htm
埼玉県立近代美術館 http://www.momas.jp/003kikaku/k2011/k2011.09/k2011.09.htm
川越画廊のホームページ
by kg142
| 2011-09-01 18:38
| アート