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川越画廊 ブログ

2012年4月14日



昨日は上野の東京国立博物館で「ボストン美術館 日本美術の至宝」を見た。
最後の曾我蕭白の展示が素晴らしかった。図版では見ていたがどれも実物を見るのは初めて、修復後初公開という「雲龍図」は迫力がありました。
まだ桜の花も見られたが、東博へ来ると大きなユリノキを見るのが楽しみだ。
日本へ最初に移入された何本かのうちの一本で、100年でこれほどの大木になったとのことである。

それから寛永寺、谷中墓地の桜を見て、「いせ辰」の前を通って不忍通りへでる。
団子坂の上の「ギャラリー五辻」では靉嘔近作展の初日(6月9日まで)、作家ご夫妻をはじめ多くの方がお集まりでした。いつもながら知ったお顔を拝見すると、うれしくなってついついハイにになってしまいます。
古くは南画廊、南天子画廊、フジテレビギャラリーと、靉嘔先生は有力画廊の取り扱い作家ですが、川越画廊は(同窓ということもあり)特例?として旧作を主に取り扱わせていただいている、というような立場かと思います。
五辻さんはフジテレビギャラリーのご出身です。

8時に画廊を出ると外は雨、バスで池袋へ向った。地下鉄の千駄木駅は団子坂の下なので、バスが便利だと教えてくれたのはコレクターの故Sさんだ。団子坂上にお住まいで、毎月川越まで通ってくださった方だ。

家に帰って鬼平の長編「鬼火」を読み返していたら、偶然団子坂の場面だった。
by kg142 | 2012-04-14 20:02 | アート