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川越画廊 ブログ

2014年10月7日



谷中安規展が開催されています。
 

鬼才の画人 谷中安規展 ―1930年代の夢と現実
2014年10月4日(土) ~ 11月24日(月・振替休日)
http://taninaka.hanga-museum.jp/
町田市立国際版画美術館
http://hanga-museum.jp/


圏央道と東名がつながり町田へのアクセスが良くなったということで、日曜日に出かけました。
時間的には都内をまわるのとどちらが早いのか、台風の雨などもあり検証不可能でありました。

解説を読みながら見終わるのに2時間を要する大展覧会でした。安規の感性は現在の若者にも通じるところがあるように思えます。

帰りの温泉は「瀬音の湯」に寄りました。


「怪鳥」 も展示されていました。
2014年10月7日_c0122967_1664033.jpg

谷中安規  怪鳥 木版画 手彩色 1934年  14.5×17.6cm
http://taninaka.hanga-museum.jp/ の みどころⅤ に掲載されています


谷中安規(たになか やすのり)1897-1946
1897年奈良県の初瀬(現・桜井市、真言宗豊山派総本山長谷寺のある古都)
1909年頃新潟の尋常小学校を終えたあと朝鮮へ渡る。その後、朝鮮の高等小学校を卒業。
1915年単身上京し、豊山中学に通う。
1922年永瀬義郎著『版画を作る人へ』を読み、版画制作を開始。
1924年長谷川巳之吉主宰「第一書房」の居候社員となり、日夏耿之介や佐藤春夫らを知る。
1926年日夏が主宰する雑誌『奢灞都』(サバト)にカットを寄せる。日夏の紹介状を持って永瀬義郎を訪ね、それまでに制作したグロテスクな内容の版画や素描を見せる。一旦京城に引き上げる。
1928年日本創作版画協会展に出品、前川千帆、恩地孝四郎、平塚運一らと知り合う。
1932年前川千帆の紹介状をもって料治熊太を訪ね、『白と黒』(22号より)、『版藝術』(創刊号より)に版画を掲載し始める。日本版画協会の会員となる。
1933年佐藤春夫の紹介で内田百閒を知る。
1934年内田百閒著『王様の背中』の挿絵、装幀。
1936年佐藤春夫著『FOU』の挿絵、装幀。
1946年栄養失調で死去。
(http://taninaka.hanga-museum.jp/より)
by kg142 | 2014-10-07 16:13 | アート