6月5日
左 山口源 Phantom limb 木版 1973
右 恩地孝四郎 台南孔子廟側門 1936(1955 平井孝一後摺り)
今回のブブノアの展示は明日が最終日となります。
今展は久々あるいは初めての来廊者もあり、比較的来場者は多くなっています。
いつもながら研究不十分のところもあり、未消化のまま終了を迎えることとなります。
ブブノアは1922年 36歳で来日し、ちょうど倍の72歳の年 1958年にロシアへ戻ります。
日本美術の素晴らしさを見いだしたブブノアは、筆使いの未熟さもあってかリトグラフで水墨画のような作品を描きます。
モダニズム、未来派・・西欧美術の新潮流一辺倒だった当時の美術界にあって、日本美術の素晴らしさを交流のあった版画家たちに伝えました。
日本はブブノアの真価を認めなければならない
恩地孝四郎
つづく
川越画廊のホームページ
by kg142
| 2015-06-05 19:28
| アート