9月5日 小田襄
小田襄 ビザンチンの港 アクリル・紙 27×21.5cm 1973
小田襄 タイトル不詳 ステンレス 18×20×20cm
ステンレスは鏡面になっているので、野外彫刻などでは周りの景色が映って、
マグリットの空 のような状態になります。
(周りの風景とつながって見えたり、突き抜けて後ろの景色が見えているように錯覚したりします。)
(参考画像)
小田襄 風景の夢 ステンレス H3.8m 1971 札幌
昨今 野外彫刻の弊害が言われますが、小田襄の作品はコンセプトが明確で、
形態はシンプルで奇をてらっておらず、どこに置かれてもうまくマッチングしています。
小品においても同様です。
「マグリットの空」をサイコロに閉じ込めた 池田満寿夫のシリーズは有名ですが、
関根伸夫の「空相」の 空に浮かんだ石 というのは、やはりマグリットからインスパイヤーされているのではないでしょうか。
(参考画像)
関根伸夫 空想
2003年/自然岩(50t)、鏡面ステンレス/740×620×250cm 多摩美術大学所蔵
(同大学サイトより画像転載)
by kg142
| 2015-09-05 19:41
| アート