瑛九&靉嘔 ①

再び靉嘔を取り上げます。
過去の展示においては、油彩、水彩、シルクスクリーン、リトグラフ、エッチング等の技法別に展示したり、プリミティブアートをテーマにした作品を展示したりして参りました。
今回は、関係の深かった瑛九の作品と靉嘔の作品を対比して展示いたします。
靉謳は瑛九の主催したデモクラート美術協会に1953-1957年まで参加し、1957年の解散に際しては解散通知を起草します。
デモクラートに出品した作品は、田園風景やビルを描いたレジェの影響を指摘される具象絵画が主でしたが、デモクラート解散後1958年にはアンデパンダン展にアブストラクト作品出品している。
「祭りⅠ」は、1958年から59年にかけて100点の水彩(エスキース)を描き、満を持して描いた作品である。
作者は当時ニューヨークで隆盛だったアクションペインティングで制作したと語っているが、我々は何故か瑛九の作品を連想してしまいます。
1959年このアクションペインティングの大作を10点描いたと言われています。
by kg142
| 2021-11-02 17:55
| アート